ぬい撮りのコツ|スマホでかわいく撮る、光・角度・背景の話
ぬい撮りを始めたころ、私の写真はとにかく「なんか惜しい」ものばかりでした。かわいいはずなのに、暗い。背景がごちゃごちゃしてる。なぜか顔がこわばって見える。同じ子なのに、SNSで見かける人のぬい撮りとは何かが違う——その「何か」がずっと分からなかったんです。
結論から言うと、才能でもカメラでもありませんでした。ほんの少しのコツを知って、あとは撮る回数を増やしただけ。今もスマホひとつです。今日はそのへんを、順番に書いていきます。
まず光。これが8割です
大げさじゃなく、ぬい撮りは光で8割決まります。私がいちばん最初に変わったのも、ここでした。
やることは単純で、昼間、窓のそばで撮る。それだけ。部屋の照明の下だと、どうしても色が濁るし、影も不自然になる。窓から入るやわらかい光は、ぬいの毛並みや色をいちばん素直に出してくれます。
意外なのが、ピーカンの晴れより「うすぐもりの日」のほうがきれいに撮れること。晴れた日にベランダで撮って、影が真っ黒に落ちてがっかりした経験があってから、私はむしろ曇りの日を待つようになりました。雲が巨大なレフ板みたいに働いて、光が全体にふわっとまわるんです。
夜に撮りたいときは、白っぽいデスクライトをひとつ。オレンジの電球色より色が正確に出ます。スマホのライトを直で当てると硬くなるので、ティッシュ一枚ごしにするとやわらかくなる。これは私の定番です。
角度は「その子の目線」まで下がる
光の次に効いたのが、カメラの高さでした。
人間の目線のまま見下ろして撮ると、どこか他人行儀な写真になる。試しに床に寝そべるくらいまでスマホを下げて、ぬいの目の高さで撮ってみてください。急に「こっちを見てくれてる」一枚になります。私はこれを知ってから、床でよく変な体勢になっています。
あと、全身ばかり撮りがちなんですが、ときどき顔にぐっと寄る。ほっぺや手先の質感が写ると、愛おしさが一気に増します。ピントは画面で目のあたりをタップして固定。地味だけど、ここがボケると全部ボケて見えるので侮れません。
背景は「足す」より「引く」
かわいく撮れない原因、実は背景のごちゃつきなことがすごく多いです。
私も昔は「かわいい小物いっぱい置こう」としていました。でも逆でした。余計なものを画面の外に出すほうが、ぬいが主役になる。無地の壁、木のテーブル、布を一枚敷くだけでも十分。小物を足すなら、コーヒーとか季節のものをひとつだけ。あれもこれも盛ると、途端に生活感が出てうるさくなります。
立たない子・座らない子問題もありますよね。透明の小さいスタンド、後ろにこっそり積み木、クリップ。裏方アイテムでそっと支えると撮影がぐっと楽になります。多少写り込んでもご愛嬌。
仕上げは、やりすぎないのがコツ
加工は、明るさを少し上げてほんのり暖かみを足すくらいでちょうどいい。盛りすぎると毛並みの質感まで飛んで、逆にのっぺりチープに見えてしまいます。その子の”本当の色”を残すほうが、あとで見返したときにぐっとくる。
最後にひとつ。プロでも一枚のために何十枚も撮ります。だから気軽にたくさんシャッターを切って、あとからお気に入りだけ残せばいい。数を撮るのがいちばんの近道です。
正直に言うと、私も今だに「惜しい一枚」を量産しています。でも、その試行錯誤ごと楽しいのがぬい撮りだと思うんです。うまく撮れた日は、ちょっと自慢したくなるし。
そうやって撮った写真、カメラロールで迷子にするのはもったいない。ぬい日和 なら、その子のアルバムとして残せて、見せる相手も自分で選べます。気が向いたら、ベストショットの置き場所にどうぞ。
(これからぬい活を始める方は、ぬい活とは?はじめ方ガイド もどうぞ)